すきなもの

すきなものを、すきなだけ

夢眠ねむ卒業公演 感想

※何かしら解釈違いあったら申し訳ありません。まろ狂シリーズをいま読んでいるところなので、読んでいる途中で解釈違い等発見したら随時修正していきます。あと、このブログは備忘録くらいの軽い気持ちで(あと、知り合いがちょっと読んでくれたらいいなくらいの気持ちで)書いているものなので、(ないと思うけど)拡散とかは勘弁してください。恥ずかしいので。

 

 

 

 

 

2019年1月7日(月)、ねむきゅんの卒業ライブに行きました。

 

前置き:卒業発表時の印象

 2018年10月に卒業の発表があったときは驚いたけど、2017年あたりからの活動(ボーカロイド「夢眠ネム」とか写真集「peppermint」とか)を追っていくと、準備万端・満を持して完成するぞ!っていう感じなのかなという印象。文脈がしっかりできあがっているからスッと受け入れることができました。同時に、すべての活動が卒業への伏線となっていたんだなあと、ねむきゅんの芸術家魂に感動しました。

 

本編:ライブの感想

  アイドルとしてこれ以上ないであろう完璧な「終活」でした。  

 前段に書いた「伏線」たちの回収はライブ中にもありました。(勝手にぼくがそう思っているだけかもしれん。)アルバム「ワレワレハデンパグミインクダ」のジャケット写真で、ねむきゅんとねもちゃん(根本凪)が同じ色のセーラーを着ていた理由についてです。ライブ終盤のMCで行われたミントグリーンの継承によって「おそろいの色だったのは、ねもちゃんがねむきゅんの色を受け継ぐという意味だったんだな~」と納得。自分の推しから色を受け継ぐことの重みはすさまじいだろうけど、ねもちゃんもねもちゃんらしくミントグリーンを纏えるといいなあと思いました。

 

 アンコールもよかったです。絢爛マイユース。ラストのフレーズをねむきゅんが一人で歌って、ほかのメンバーが花吹雪でねむきゅんを包む景色。多幸感あふれすぎてて涙が止まらなかった。「秋葉原では卒業はおめでとう」という言葉をこんなにもストレートに表現するなんて、、、こんな演出を提案したぼくの推しは天才ですね!

 あの演出で、曲の解釈も広がったんじゃないかと思いました。歌詞の内容からして「みんなから送るねむきゅんへの送辞」であるようにも思えるけれど、ねむきゅんがソロで歌うことで「ねむきゅんから送るみんなへの答辞」でもあることがはっきりしたわけで。送辞でありながら答辞。。。いやー、こんな歌詞を考えたぼくの推し(バンドマンの方)は天才ですね!

言葉が心の奥底

溢れて選べなくて困っちゃうから

月並みだけど「ありがとう…」

その先はまた今度ね

今まで過ごした全部が

私の宝物

  この歌詞、送られる側と送る側のどちらにも当てはまる内容ですよね?天才じゃない?みんなこの天才ぶりに打ちひしがれたのを機にWiennersのライブにも来てくれ。

 

 ダブルアンコールの演出も素敵でしたね。どんなに素敵な演出でハッピーに終わったとしても、「卒業したからおしま~い!」ではやっぱり寂しいし、不安になってしまう。ねむきゅんはそんなオタクたちの気持ちを汲み取って、6人になって初めてのFuture Diverを一緒に見てくれました。

 

 表舞台からはいなくなっちゃう。

 でも、今度は一緒に応援してくれる。

 

 そう思うと、少し心が軽くなりました。ぬかりないアフターケア、飽くなき俯瞰精神、これぞアイドル夢眠ねむ!という感じ。本編のМCでもねむきゅんが「私が卒業した後もちゃんとライブに来るようにってあとでオタクたちにも言っておくから」みたいなことをチラッと話していたけど、まさかこんな形でそれが達成されるとは思わなかったなあ。

 

 「終わらせることのカッコよさ」を、体を張って、人生をかけて伝えてくれたねむきゅん。全力で頑張って、いっぱい影響を与えて、いっぱい救って。まいた種には必ず花を咲かせて実らせる、緻密な構成力とやり遂げる実行力。これはアイドルがどうとかの次元じゃなくて、もっと普遍的な話。我々が等しく向き合う、人生についての表現だと思いました。

 

 夢眠ねむさん、ご卒業おめでとうございます。これからの人生も素晴らしいものとなるよう応援しています。そして、これからは一緒にでんぱ組を応援しましょう!あと、たぬきゅんと結婚させてくれ!